やっぱね、児童書作家さんてすごいと思うのですよ。 子どもながらの複雑な胸中をずばり簡潔な言葉で書いてしまう。 複雑なんだけど、分かる言葉で表現する。これってすっごい難しいことだと思う。 子だからといって、ただ単純なだけでない。いろいろ考えていろいろ悩んで、乗り越えてる。 物語を読ませるのに大切なのは、「共感」だと思うんだけれど、そうなり得る、その行動や考えに至る思考をきちんと描かれてるんだよね。 うーん、やはり大御所は違う。 地元の少年野球チームブラックキャッツは、おんぼろねこと呼ばれるくらいの弱小チーム。 おまけにエースの吉野くんまで辞めるといい出して、チーム解散の危機?! 熱くていいです。でもその熱さが嘘くさくないの。子どもの頃誰しもが持つ、一つのことに夢中になる情念を思い出させてくれる。うまくやっていこうとしても、周りが自分に思うように動くわけじゃない。 悩んで、周りの声を受けて、よしやるぞっ!って気持ちを高めていく。認めてくれる人たちがいる。 読後爽やか。子供にも大人にも読んで欲しい一冊。 |
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