感想日記//本・映画などのさまざまな感想記録
2007/01/31 (Wed) AZEL パンツァードラグーンRPG(SS)
B000092PFWAZEL パンツァードラグーンRPG
セガ 1998-01-29

by G-Tools

友人の強力なプッシュによって、本体ごと借りてまいりました。
メーカーセガ、元々シューティングがRPG、そして2世代前のハード。
というわけで、期待半分不安半分だったのですが、まあ、すげー楽しいゲームでした。今更セガってやるときゃやるじゃん!と(笑)。
結果的にPSとの生存競争に負けたセガサターンですが、能力的には、全然問題ないですね。むしろ本体セーブができる分(セーブ時間皆無)SSの方がプレイし勝手がよい。起動も何気に早いし。

旧世紀の遺物によって生きる人々が住まう世界。人は、謎の攻性生物に怯え暮らしていた。
帝国の命令により発掘作業を行っていた主人公は、そこで運命を変える出来事に遭遇する・・・。

SSの3Dポリゴンて!てドッキドキでプレイ開始しましたが、当時にしては、最上級のクオリティじゃないですかね。ヘタなPS2のソフトよりずっと綺麗ですし、なにより、ムービーの彼等の演技がすごいうまい。演出もこれみよがしじゃなくて、すごく自然でかっこいい。
エンンカウント時、映像切り替え時の読み込み時間もほとんどありませんし、操作はかなり快適。

世界観は周りで言われているように、ナウシカっぽいですが、不快感を覚えるほどの酷似でもないですし(髣髴とさせられる場面は多いですが)、なにより、ビジュアル的には地味ですが、魅力的なキャラと堅いストーリ展開が、単なる模倣物と呼ばせないものにしていると思います。
フジリューの描く漫画の世界観にもすごく似てるなと思ったのですが、むしろフジリューが影響受けてんですかね?造形がすっごく似てる敵がいたので。

戦闘も、以前のシューティング要素を残しつつも、シューティング苦手な人間もやりこなせるレベル(けれど、リアルタイム進行なので臨場感ばっちり)ですし、レベルアップもエンカウントも適度。
DESKが4枚の割りに、総プレイ時間は短いですが、あっさり感はありません。ヘタレゲーマーの私にはありがたく丁度よかったです。むしろストレートであるからこその良さが出ている作品だと思います。

ラストのオチの是非は人それぞれかと思いますが、当時にしちゃ斬新じゃないですか?(私はバテンカイトス思い出しましたよ。あれよりこっちの方が説得力あるけど)この頃からあったのか、とびっくりしました。

古いハードのゲームというだけで、人に知られないのはもったいない作品。
是非復刻してほしいものです。

ちなみに、出演声優も豪華ですんで、声優ファンにもおすすめでございます。彼等の演技が、ストーリーに深みを与えていると思います(RPGでそう思ったの初めてかも)。あ、キャラゲーではないですよ(笑)。

2007/01/30 (Tue) パスワード怪盗ダルジュロス伝/松原秀行
4061487418パスワード怪盗ダルジュロス伝-パソコン通信探偵団事件ノート19-
松原 秀行 梶山 直美
講談社 2006-09-16

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今のところのシリーズ最新巻かな?
魔法都市で、パリへ単独行動したときのレイさんのお話。
オチはおいおいですが、続くようなので、そっちがとても楽しみです。
そろそろパスワード探偵団も、好敵手が必要なんじゃいのかなあと思っているので。

一茶くんが幸せそうでなによりです。

2007/01/30 (Tue) あした地球がおわる/後藤みわこ
4811378059あした地球がおわる
後藤 みわこ
汐文社 2003-11

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こ、怖い話でしたわ・・・子どもが読んだらトラウマになること間違いなしの本。

世界が終った日、生き残ってしまった僕達は・・・。

『ドラゴンヘッド』とか、『The end of the earth』に近い感じですが、間違いなく、人災で世界ほぼ滅亡状態なのが、怖いですね。

食料はある、ただ、自分たち以外に誰もいない。救出される様子もない。
ただ、他者を求めて流れるラジオに耳を傾けて・・・。

絶望的な状況で、明日を見出す力。今必要なのは、こういう力強さなんでしょう。

2007/01/29 (Mon) パスワード忍びの里/松原秀行
4061487175パスワード忍びの里-パソコン通信探偵団事件ノート18
松原 秀行 梶山 直美
講談社 2006-03-30

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記念すべき、卒業編!なのですが・・・。
なんか、今まで守ってきたものが今回で全部崩れ去ったような・・・いくらなんでもそんなファンタジーな、と少々がっかり。
オチまでそんなんでどうしましょう。

うん、でも、まだまだ続くし、中学編になったらなったで楽しみだ!
マコト&みずき恋人未満カップルもどうなるか分からないしね!
デジアドみたく・・・(←例えがマニアックですよ)。

2007/01/29 (Mon) パスワード風浜クエスト/松原秀行
4061486977パスワード風浜クエスト
松原 秀行 梶山 直美
講談社 2005-08-16

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探偵団が風浜の町を駆け抜ける!
団長ネロがさらわれた!条件は、指示に従って、パズル対決をすることだというけれど・・・。

いくらなんでも、ダイの早食い対決はあまりにあまりなんじゃなかろうか(苦笑)。一応団員なんだから、特技の将棋がらみの問題作ってあげてくださいよ。
彼等の活躍も楽しかったのですが(犯人は久しぶりのあの人!結構嬉しかったり)、クエスト2のネロの中学時代が断然おもしろく読めてしまいました。
現ア研のメンツが個性的すぎ。そして、私も現代詩に興味を持ちました。
他の本読みたくさせるのが相変わらずうまいなあ。

2007/01/29 (Mon) パスワード菩薩崎決戦/松原秀行
4061486799パスワード菩薩崎決戦―パソコン通信探偵団事件ノート〈16〉
松原 秀行
講談社 2005-03

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たまみちゃんからSOS?!
飛鳥のガールフレンド、アイドルたまみちゃんから探偵団に依頼が届いた。
たまみちゃんが主演する、推理ドラマのシナリオを考えて欲しいって?
独自のストーリーを作りだす探偵団面々。
なんと、5人がエキストラで出演することも決まっちゃって?!

飛鳥&たまみメインとはなってますが、今回は、レイさんも登場して全員それぞれ活躍の場はありましたね。
探偵団面々が考えた、ミステリーもおもしろかったですし、追走の追走劇も楽しかったです(かなり危機的状況ではあったのですが)。

2007/01/29 (Mon) パスワード地下鉄ゲーム/松原秀行
4061486268パスワード地下鉄ゲーム―パソコン通信探偵団事件ノート〈14〉
松原 秀行
講談社 2003-09

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風浜市に、新たに地下鉄開通!
それを記念してクイズラリーが行われることになった。
今回は、ダイと飛鳥は、クマのバイトでお休み。
変わりにメンバーに入ったのは、なんと・・・?!

ただでさえ都会の風浜がどんどん都会化していきますなー。
それにしても、クイズ大会のイベント多くないか?この街(笑)。

チームに加わった二人の見せ場もバッチリ!もちろん飛鳥とダイの出番もあり。離れた場所で起きた事件が一つに収束していき・・・毎度毎度見事です。

2007/01/28 (Sun) パイナップルARMY 1/工藤 かずや 浦沢 直樹
4091921116パイナップルARMY (Operation 1)
工藤 かずや 浦沢 直樹
小学館 1995-11

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浦沢作品読んでみよう第二段。
戦闘インストラクターの主人公と依頼人たちのお話(なんつー書き方)。

キートンと通じるのは、一見なんでもなさそうな主人公が、という点。
歴史的なことに詳しくないので、なんとも書きようがないのが歯がゆいですが、クールでいてクールすぎないキャラクターたちがとってもいいですね。
人間味がありつつも、戦闘に長けるだけ、人間から離れていくという現実にも逃げない。けれども、シリアスすぎない読みやすさ。
おもしろいし、かっこいいです。

2007/01/28 (Sun) MASTERキートン (1)/勝鹿 北星 浦沢 直樹
4091816916MASTERキートン (1)
勝鹿 北星 浦沢 直樹
小学館 1988-11

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NHKの番組「プロフェッショナル」を見て、読みたくなり購入。

経歴にそぐわぬ、冴えない大学講師、キートン。
彼には、もう一つの仕事を持っていて・・・。

推理ものともサスペンスものとも違うのですが、その両方を味わえるという、『モンスター』『20世紀少年』の前身になったであろうと思われる作品(原作者違いますけども)。

一見冴えない風体の男が、実は、という設定が好きな人にたまらんでしょう。
なのに、別れた女房に未練たらたらとか、娘がやったらしっかりしてて、尻しかれぎみとか、細かいところも面白いです。
傑作短編漫画。

2007/01/28 (Sun) ブリザードアクセル 2〜6/鈴木央
4091205542ブリザードアクセル 6 (6)
鈴木 央
小学館 2006-07-18

by G-Tools

2〜6巻まで一気読み。

鈴木先生は、正統派少年漫画を説得力持って描ける、今どき稀有な漫画家さんだと思うのですが、そのことが本当にこの漫画で大証明されているなあと思います。
熱いし、面白い!

ライパクでは、スーパープレーのインフレが悪化して超人ゴルフ漫画化、その後の連載の格闘漫画(タイトル失念)は、そのジャンルなだけに、特にその様が顕著になってえらいことになってましたが、今のところ、本格派スポーツ漫画の枠は守られているようだし(専門の方から見たら分かりませんが・・・)、元々スポーツの中でも、フィギュアは10代の選手が活躍している競技なので、若い子が活躍してても全然不自然じゃない。
それに、フィギュア特有の芸術面の表現において、ばっちょ特有の西洋ファンタジー風の絵柄はピッタリですしね。
更に、体の動きをきちんと描ける作家さんなので、正にスポーツ漫画にはぴったり。熱い主人公像も、逆にクール系を追ってってる今にして、新鮮だし、なによりそのバックボーンに説得力がありますよね。

正直1巻では、ちょっとついてけないギミだった主人公の性格も、2巻で親の呪縛から開放されたことによって、より広く、大きいものに進化しましたし、読みやすくなりました。
熱くて、障害が多いほど燃えて、努力家。よくある主人公像なのに、なぜか今まであった主人公たちよりも好感度が高くなるのは、懐の大きさと優しさがあるからなのかなあ(きっと和月先生が描きたいのはこういう主人公なんだろうなあと思ったり)

現在8巻まで出ているようですが、今だ滑っているシーンを見れていないキャラクターも多いですし、楽しみです。

むっちゃ褒めちぎってますが、とんでもスポーツ漫画であることは確かなんですが(笑)、なんかそのありえなさが、一歩引かせる要因じゃなくて、これでこそ熱いスポーツ漫画!とより読みたくさせられるところがすごいです。

2007/01/27 (Sat) パスワード幽霊ツアー/松原秀行
4061486098パスワード幽霊ツアー―パソコン通信探偵団事件ノート〈13〉
松原 秀行
講談社 2003-03

by G-Tools

『魔法都市』番外編。『春夏秋冬』がマコト以外のメンバーの短編集だったせいか、今回はマコトメインのお話となっております。+アイザックの活躍とあれば、ファンとしては、ね(笑)。

マコト迷子になるから始まって、マコトのまどか並の妄想に、遺産相続に、暗号に拉致監禁に・・・。
今回も、謎解きと冒険を存分に楽しめました!

2007/01/26 (Fri) あまつき 1〜2 /高山しのぶ
4758051356あまつき 1 (1)
高山 しのぶ
一迅社 2005-03-25

by G-Tools
4758051879あまつき 2 (2)
高山 しのぶ
一迅社 2005-10-25

by G-Tools


友達の家の本棚に並んでて、絵がかわいかったので借りてきました。

一迅社って何処の雑誌?ゼロサム?大丈夫かしら?(失礼)と思いながら、読み始めたのですが、なかなか面白いです。

近未来の世界で、バーチャルで江戸時代を体感できる、パーク?に追試で行くハメになった主人公。バーチャルのはずだったのに、ここは本当の江戸時代?この世界に閉じ込められたのか・・・?

絵柄は今風の線の細いキレイな絵です。同人出身の方かしらね。
主人公の、流されやすく、適応しやすい性格の根底は、実は、現代っ子特有の傷付きたくがないための適応術であったり、意外と江戸描写がリアルだったり、思った以上に、読んでて引き込まれます。
世界の設定なんかは、フジリューの描くSFっぽい。(タイトロープに似てます)運命に縛られない存在だとか。
時折描写される、元の世界の様子。どのようにつながってくるのかが楽しみです。

2007/01/21 (Sun) 結界師 15 (15)/田辺イエロウ
4091208789結界師 15 (15)
田辺 イエロウ
小学館 2007-01-18

by G-Tools

ついに学校の敷地から飛び出してしまう勢いの敵が登場。
妖怪だけでなく、人間にまで力を与える烏森。謎が深まりますねー。

2007/01/21 (Sun) 結界師指南之書―少年サンデー公式ガイド/田辺イエロウ
4091207103結界師指南之書―少年サンデー公式ガイド
田辺 イエロウ
小学館 2006-12-16

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ただのファンブックならいらないわねぇ、と思って買っていなかったのですが、友人から読みきり載ってるよ、と言われ購入決定。
作者のインタビューも載っててご満足した一冊。

連載前の読みきりは2つあって、これに掲載されているのは、一番最初の増刊に掲載されたもの。
お隣の幼なじみもいないし、良守が高校生ですよ!しかも何気にかっこよいです。こっちの方が好み。すでにちょと暗い部分を持ってる感じがいい。
ハナちゃんをヒロインにしてこっちを連載してくれてたら・・・なんて思ったりして。

2007/01/21 (Sun) パスワード春夏秋冬(下)/松原秀行
4061485792パスワード春夏秋冬(下)―パソコン通信探偵団事件ノート〈12〉 講談社青い鳥文庫 186-13
梶山 直美
講談社 2002-07

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秋―まどかの回。市長さんがまどかの通う四葉の出身で・・・。
何気にこの短編集、物語発生時期はずらしてあるものの、共通の登場人物を出してつながりをもたせているのが、うまいですね。
このお話はとにかくラストのオチが恐ろしいの一点。珍しく殺人事件もからんでますし、結構怖い。ラストの彼は正体があったりしそうな気も・・・。
まどかのとんでもないファンタジー妄想にもご注目(笑)。

冬ー飛鳥の回。
パズル対決に、アイドルモードじゃないたまみちゃんに、お宝発掘?!
短編の中で一番明るいお話。飛鳥が幸せそうでこっちも幸せです。

やっぱりパスワードシリーズはおもしろい!

2007/01/21 (Sun) パスワード春夏秋冬(上)/松原秀行
4061485784パスワード春夏秋冬(上)―パソコン通信探偵団事件ノート〈11〉
松原 秀行
講談社 2002-03

by G-Tools

久々のパスワードシリーズ。また大人買いしましたので、しばらく更新が続くかと思います。
今回は、上下巻で、マコト以外のメンバーの短編集となっております。

春―ダイの回。ダイの推理力や将棋の力は、実はおじさん譲り?!(おまけにダジャレの才能も)の回。
いつも、ズッコケ担当のダイですが、謎のおじさんのエピソードとからめてかなり活躍もしていましたし、おもしろかったです。
町おこしに、詐欺師に、有名建築家に・・・。現実にありそうな話題をからめながら、かなりシリアスな物語でもありました。

夏―みずきの回。再登場の有名建築家、そして北海道のあの市を彷彿とさせる市を復活させた市長さん登場。
みずきファンの大学生たちはアキバ系?(笑)駅伝のみずきの頑張りと、市長さん失踪と、暗号と、かかしの謎にミステリーサークル!
これでもかと一杯つめこまれた楽しいお話でした。

2007/01/03 (Wed) PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)/浦沢直樹
4091810063PLUTO 4―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (4)
浦沢 直樹 手塚 治虫
小学館 2006-12-26

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年に一回の刊行ペースの『プルートゥ』、やっとこ4巻目発売です。

この巻で一番びっくりだったのが、「アトムがーっ!!」なんですが、
ゲジヒトを主人公にしている以上こうなるわな、と冷静になって納得。
でも、やっぱりショック。
アトムといえば、「アトムや」のお茶の水博士が有名ですが、実は生みの親は天馬博士。彼がキーキャラのようです。
時事ネタを織り込んでいるので、(あの国はあの国だよね、とか)余計にどう決着がつくのか気になる漫画です。
同じロボットものでも、『A.I』よか全然考えさせられる。

2007/01/03 (Wed) 天空のミラクル!―月は迷宮の鏡/村山早紀
4591094626天空のミラクル!―月は迷宮の鏡
村山 早紀
ポプラ社 2006-11

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今更ですが、この作品、『アカネヒメ物語』にかなり設定似てますね。
舞台になってる街も同じですよね?
だから、SF入ってくるのかな?(笑)『アカネヒメ』のオチはSFなので・・・。

1巻目では気にならなかった、織姫ちゃんのオタ設定が鼻につき始めました。
あかんよ、やっぱりそのしゃべり方は・・・とか。うーん。

2007/01/03 (Wed) びんの中の子どもたち/大海赫
4835442628びんの中の子どもたち
大海 赫
ブッキング 2006-10

by G-Tools

『メキメキえんぴつ』などで有名な大海赫さんの作品。

お互いに興味のない4人姉妹は、悪魔に目をつけられ、次々とボトルチャイルドにされていく・・・。

姉妹ながらにして、互いに対する情のなさなんか、現代の人間関係を示唆しててすごく怖い。昔の児童書ながら鋭いです。
その情のなさが事件の発覚を遅らせるわけですが、この作品で何がすごいかっていうと、助けが来ても、自らそこに留まってしまう子どもたちがいるということ。現状を打破する気力を無くしているということや、現状を打破して現実に戻ってきたときの怖さを知っているという事。最近の児童書だとちらちら見られるようになってきたけど、これが昔の作品の復刊だということを考えると驚かされます。
この作品で中心となる、キッコという少女も姉妹の中では明るくていい子、という設定ではあるけれど、黒い部分も持っているということを描いているところも、リアリティありますしね。

けれども、それに負けず、子に対する親の愛情もきっちりと書いていて、救われる気分でした。(逆に言うと、そういう冷めた子どもが決して親の教育や環境のみを理由にして育つわけでもないということを言ってるような気もします)

プロフィール

Author:高梨
読書。してないわけじゃないけれど・・・うーん。あさのさんの新刊をこつこつと読んでいこうと思っとります。

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2007年お気に入り本

闇の守り人 (偕成社ワンダーランド)

霧の灯台 − 黒ねこサンゴロウシリーズ〈5〉

ドルフィン・エクスプレス (わくわく読み物コレクション)

ぼくの心の闇の声

弟の戦争