感想日記//本・映画などのさまざまな感想記録
2006/12/31 (Sun) 大神 (PS2)
B000JJ9F0I大神 PlayStation 2 the Best
カプコン 2006-12-14

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今は解散してしまった、クローバースタジオの傑作ゲー。

旅絵師イッスンと一緒に、アマテラス(オオカミ)は村に光を取り戻せるのか?!

ここ最近のゲーム、特に大作RPGはどれも肩透かしばっかりで、期待もほどほどにしといた方がいいなと感じつつあるのですが、この作品はすごいです。
発売前の期待をものともしない、それ以上のすごい出来。
映像の美しさ、音楽のすばらしさ、そしてゲームとしての新しさが兼ね備えられています。新しい=実験的で、改良が必要っていうこともなく、すでに、完成してますよこれ。そしてなにより、ゲームしててむちゃくちゃ楽しい。時間を忘れる。
ボリュームも、大作RPG並ですし、サブイベントも抱負で、やり込みがいもありますよ。
ストーリーも、単に宗教的な意味の信仰という狭い範囲でなく、「信じること、願う事、そしてそれが持つ力」について自然と考えさせられました。ラストは感動して泣いてしまいました。
現在は、ベストで安く出ているようですし、これは買いのゲームですよ。
画集も欲しいなあ・・・。

世界設定は、日本の神話、昔話、民話をミックスさせたような、感じで、元ネタ知らないお子様(お子様でも知ってそうですが)がプレイしたら、勘違いするかもね・・・(笑)。しかし、まさか八犬伝が出てくるとは。
カプコンの他ゲームネタやら、漫画ネタもこっそり入ってて楽しいですよ。(経絡鬼孔とか、滅殺とか(ゴウキ・・・!))

2006/12/31 (Sun) ユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語/定金伸治
412500966Xユーフォリ・テクニカ―王立技術院物語
定金 伸治
中央公論新社 2006-12

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『ジハード』などでお馴染みの、定金先生新作。
やっと新作読めるわ〜(速筆の方ではないので)、かなり楽しみに待っていた作品だったのですが、好きな作家さんだからこそあえて言います。
おもしろくなかった。

設定に独自性もあるし、キャラクターも元気で楽しいんだけど、いかんせん、地の文がよろしくない。ジハードの頃から気になってはいたんですが、この作品に関してはかなり顕著。
何かというと、説明過多と説明不足が極端ですごく読みにくい。
演出やセリフなんかはいいのに、それのせいで、読んでてもおもしろみがないのですよ。
キャラクターの思慮深さを説明しすぎて、読み取る楽しさがない。
明るさ一辺倒のキャラの心中を逆に描写しすぎなくて、底が浅く見える。
「このキャラ何か裏があるそうやな」と思わせといて何にもなので、つまらない。(せめて伏線ぽいものはっといてくれればいいのに)
で、ラストの怒涛の日数経過は打ち切り漫画の最終回のようだし、この辺はシリーズものではないから、しょうがなかったのかもしれませんが・・・話の中心自体が日数かかるものという前提ですしね。
なんかでも、構成ミス?とも思ってしまうんですよね・・・。
エピローグで加入したキャラから、続編狙いはすごく見えるし・・・ついにギャルゲー路線になってしまわれたか・・・と穿った見方をしてみたり。

同じ読みきりでも『ブラックランド』はよかったのになあ。ううう、『姫神』の頃の感動が欲しい。

2006/12/31 (Sun) さぎ師たちの空/那須正幹
4591033481さぎ師たちの空
那須 正幹
ポプラ社 1992-09

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おもしろいという噂を聞いて読みましたが、おもしろいっつーか、なんかこれが児童書ということがすごい。でも、終り方や、教訓の得方なんかはきちんとした児童書です。さすが大御所の作品ですわな。

家出をしてきた太一は、詐欺師のアンポと出会い、仕事を手伝うようになるが・・・。

タイトルの『さぎ師』が何かの比喩かと思ってたんですが、まさしくさぎ師たちのお話。いわゆるアンダーグランド的なお話なので、児童書にあるまじき、単語がちらちら出てきて驚かされます。犯罪、暴力、ゲイバー、男女の関係、裏金などなど。そして、アンポさんの名前が表す、思想的なところまで、テーマ的に深くて広いです。
そして、ラストにアンポさんに起きた事件は、本当に現実的で、この世界の後ろ暗さ、怖さをしっかりと押し出してます。お話自体は、詐欺の痛快な手口を中心に明るく読ませているけれど、こういう部分で嘘つかないところが逆に児童文学たらしめているのかもしれないですね。

2006/12/21 (Thu) あなたに贈る物語/はやみねかおる ほか
406213716Xあなたに贈る物語
はやみね かおる 松原 秀行 令丈 ヒロ子
講談社 2006-11-22

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青い鳥文庫、人気シリーズのアンソロジー。
アンソロジーということをを意識した、企画的な読み物がたくさん。
ただ、今回は『おもしろい本がよみたい!』ほどの楽しさはなかったです。
自分的に収穫だったのは、あさのあつこの新シリーズ。冒頭しか書かれていませんでしたが、これは、青い鳥文庫の編集者の戦略らしい・・・。1冊の本になったらきっと買ってしまうでしょう。
主人公が、思春期の少女で、過去に因縁?がありそうな、謎の少年と再会したところで終っています。気になるわあ〜。

今回一番の目玉と思える、『黒魔女さん』と『若おかみ』シリーズの共演小説は、思ったよりも自然でとてもよかったです。共通点のなさそうなシリーズだと思っていましたが、意外な部分で通じ合うところもあったようです(笑)。
ただ、両作品ともおもしろいとは思うけれども、子供に読ませたいと思うのは、『若おかみ』だなあ。

『タイムスリップ探偵団』はイラストレーターさん変更?なんでだろう。
『パスワード』は登場人物たちが、青い鳥文庫人気シリーズのネタをしゃべりまくり。
はやみねセンセは、またもや新シリーズですが・・・それよりクイーンの新刊・・・とか言ったりして。マジカルライフの続きはどうなっとるやら。

2006/12/13 (Wed) びっくり館の殺人/綾辻行人
4062705796びっくり館の殺人
綾辻 行人
講談社 2006-03

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ミステリーランドの一冊。そして、館シリーズの一冊でもある本書。

感想としては、題名通りびっくりしたけど、そのびっくりは、これを子供向けにかい!という意味のびっくりです(笑)。
えー少なくとも、小学生には読ませられないワ・・・。

主人公は、びっくり館と呼ばれる館に住む、トシオという少年と友達になる。
そこで起きた殺人事件とは・・・。

子供が読んだら、トラウマ本になること間違いなしの一冊。
ミステリーというよりホラーです。(こんなん多いな、ミステリーランド・・・)

2006/12/13 (Wed) 砂漠の歌姫/村山早紀
4037500108砂漠の歌姫
村山 早紀
偕成社 2006-12

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村山作品ラッシュですな。あとは、『天空のミラクル2』を買わねば。
よく行く都会の本屋が、ドリームスマッシュを取り扱わなくなったのか、見つかりませんでした。2件とも。ちなみに、一軒は児童書コーナーが広くなっていたけど、置いてあるのがねぇ・・・選書大丈夫か。

心を閉ざした歌姫は、ある日、視力と記憶を失った美しい少女と出会うが・・・。

心優しい繊細な少女が、主人公じゃなくて、勝気で孤高を貫くタイプの主人公、というのが、村山作品としては新鮮。
ただ、この作品、歴史背景や、設定なんかが重厚なのに、少女一人称なので、どうにも、アンバランス。どうしても、世界設定の説明にページをとられてしまうので。3人称にして、もっと物語のボリュームを増やして欲しかったな。もしくは、シリーズものに。

孤高だった、少女が、守るべき少女を見つけて・・・主人公の心の動きがとても自然だったし、最後の最後まで気が抜けない展開でした。おもしろかったです。

2006/12/11 (Mon) 蛍火の杜へ/緑川 ゆき
4592178904蛍火の杜へ
緑川 ゆき
白泉社 2003-07-05

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友人に『夏目』2巻かせー!と言っていたら、なぜかこれがまわってきた。見当たらないらしい。

『夏目友人帳』の作者、緑川ゆきの、恋愛短編集。

少女漫画、特に恋愛漫画はあまり読まないのですが、これはすごくよかった。とくかく切ないのね。

この方の作品を読むと、漫画ってやっぱストーリーも大事だけど、セリフと演出次第のものでもあるなあと思います。この作者さんが映画撮ったらすばらしそう。

物語としては、ストレートなものが多いんですが、何がいいって、さっきも書いたけど、セリフや演出やコマわりのセンス。そして何より、無理やりハッピーエンドにさせてないとこがいい。なんていうのかな、かといって、悲劇を描いてるわけでもなくて、自然な形に落ち着いているんですよね(恋愛が成就してようと、悲恋であろうと)。
この物語の出来事が、彼や彼女の人生にとって、重要なファクター、もしくは、基盤になって、この先悲しいことやつらいことが例えあってもこの想いを胸に抱いて生きていくんだろうな、ということが感じられるんですよね。破滅じゃなく、未来が見えるところがよいです。

切ないけれど、暖かい気持ちに満たされる漫画です。

2006/12/10 (Sun) 鬼の橋/伊藤遊
4834015718鬼の橋
伊藤 遊
福音館書店 1998-10

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『えんの松原』がすごくおもしろかったので、読んでみました。
こちらも名作。過去、中学生の課題図書になっていたようです。それもうなずけます。

時は、平安。現世と異界とを行き来する少年の物語・・・。

私が、児童書を読んですごいと思うときというのは、決して子供だましでないと感じるとき。
人間になりたいと願いながらも、人間への食欲を押さえられない鬼の姿、その鬼の様子を知りながら、それでも離れようとせず、気づいていることを悟られまいとする少女の姿、そして、何度諭されても、大切な人を亡くしたことに傷付いて積極的に生きようとできない主人公の姿。
それら真実をきちんと描いているからこそ、そこから抗い、這い上がり、悟ることができたことに、共感するし、感動しました。
過程にとても説得力がありました。

何かを守りたいと思ったとき、そのために自分がすべきことが見えたとき、子供は大人になるのでしょうね。

2006/12/07 (Thu) 貴族探偵エドワード 銀の瞳が映すもの/椹野道流
4044516014貴族探偵エドワード 銀の瞳が映すもの
椹野 道流 ひだか なみ
角川書店 2005-10-29

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作者さんとイラスト、そしてビーンズなのでどうなんかな?と思っている方々へ。ボーイズじゃありません(笑)。

道楽探偵エドワードは、生粋の貴族。
閑古鳥の鳴く事務所に、母校からの依頼がやってきて・・・?

推理ものとしては・・・ものが触れる幽霊の存在を認める時点でねぇ(笑)。
魅力的なキャラクターで、軽く読めて楽しめる本が読みたい方におすすめかな。

2006/12/07 (Thu) えんの松原/伊藤遊
4834017583えんの松原
伊藤 遊
福音館書店 2001-04

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普段なら絶対手にとらないタイプの表紙イラストの本だったのですが(失礼な)、よいらしいという噂を聞いて、借りてきました。
すごくおもしろかった。分厚いですが、会話文が多いので、あっという間に読めてしまいました。

訳あって、女人のふりをして生活していた音羽丸は、ある日屋敷に忍び込んできた少年と知り合うのだが・・・。

タイトルの『えんの松原』の『えん』は『怨』を表します。
呪いや、怨霊の存在が信じられていた時代に、誰よりも怨霊を憎む二人が、「怨霊がいなくなる世界が怖い」と言ったことが一番悲しかったです。
怨霊の恐ろしさを知りながらも、その存在の悲しさを知っているからこその言葉であり、何よりの真理をついた言葉だから。
逆恨み的な感情はさておき、犯した罪により当然受ける罰、もしくは、良心の呵責がなくなったとき、怨霊がいなくなったとき、人間は心を亡くしたと言えるのかもしれない。

東宮にとりつく怨霊の意外性と、その悲しみ。
そして、それを受け止めて、尚、東宮を守ろうとする音羽丸の強さと優しさに感動しました。

勾玉3部作を読んだ時並の感動が〜というとちょっと大げさですが、それくらい、よい話だ!と思えた物語でした。

2006/12/04 (Mon) 誰かを好きになったときに読む本&テストの前の日に読む本/現代児童文学研究会
4035391204テストの前の日に読む本
現代児童文学研究会
偕成社 1992-03

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4035390100だれかを好きになった日に読む本
現代児童文学研究会
偕成社 1990-06

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トラウマ作家として名高い、川島誠作品のみ読了。
聞いてた以上にすごかった。

前者が『ぼくは歯医者にはならないよ』、後者が『電話が鳴っている』を収録。

青春時代の混沌と性。テーマとしては、これなわけですが、あまりにも、あまりなんですよ、児童書として。これをアンソロジー作品として選ぶなんて、日本児童文学研究会チャレンジャーすぎ。
ちなみに、『誰かを〜』の方には、那須正幹さんの名作『The end of earth』が入ってる辺り、このアンソロジーの方向性が分かるような気がしないでもない。
川島作品については、ヤングアダルトを通り越して一般書。
私の勝手なイメージだと、芥川賞とか、そんな路線。

と、ぐだぐだ言っててもしょうがないので、あらすじ。

『ぼくは歯医者にはならないよ』
歯医者である父親がしくレールの上。僕は、僕自身を握っているときだけが落ち着く・・・。

『電話が鳴っている』
電話が鳴っている。彼女からの電話が鳴っている。
つりあわないカップルだった僕と君。どうして君は僕を好きになったの?
でも、間違いなく、僕は君を、君は僕を好きだった。
そんな君を僕は裏切った。
電話が鳴っている。
でも、僕は耳をふさぐんだ。


あらすじ(さわり)だけ書くとどってことなさそうですが、書けない点にとてつもないものがあります。
特に、両作品ともラストが強烈。
こんなのテスト前やら、人を好きになったときに読んだらむしろヘコむね、しかし。

2006/12/03 (Sun) インファナル・アフェアIII 終極無間(DVD)
B000FI9P0Iインファナル・アフェアIII 終極無間
アンディ・ラウ アンドリュー・ラウ アラン・マック
ポニーキャニオン 2006-07-19

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大好き『インファナル・アフェア』最終章。
なんで私、映画館で見なかったんだろう・・・と大後悔の内容です。
すごくよかった!

時間軸としては、1のその後。
過去回想やら、幻想なんかも含めて行ったりきたりするのでかなり頭を使います(笑)。
特に物覚えの悪い私にとっては、あれ?この人いたっけ?いたけど違う立場だったけ?とかなりあやふや〜な感じで見ておりましたが、それでも、やっぱりあの人、ヤンがすべてをかっさらうわけですよ。ああ、涙が出る。

リー先生を中心据えて、診療所に椅子に横たわる、ヤンとラウのシーンは、忘れらない名シーン。

たくさん語りたいことはありますが、1のネタバレを抱えますので、この辺りで。
あ、1と2は単品で見れますが、3単品はさっぱり分からないと思いますので、ご注意を。順番どおり見るのがベストですが、2→1→3でも見てみたいなあ。ボックス買っちゃおうかなあ・・・それくらい大好きな作品です。

『マルホランド』といい、『箪笥』といい、繰り返し見ないと分からないような作品が好きみたいです、私。

2006/12/03 (Sun) 暗いところで待ち合わせ(映画)
公開初日に行くなんて初めてかも。

視力を失ったミチル、ある事件で警察に追われるアキヒロ。
孤独な二人の生活が交錯し・・・。

乙一原作の同題小説の映画化。ファンとしては見るっきゃない!というわけで見に行ってきました。

原作ファンとしてまず気になるのは、どこまで原作に忠実かということ。
アキヒロが日本人ではなく、中国人と日本人のハーフで、日本語カタコトということ、また、細かなエピソードが省略されている点意外はほぼ忠実でした。
原作が、登場人物の心理描写に大くページを割かれているのに対し、映画はあまり説明を加えず、画面の空気や距離感を大切にして撮影されてたのがよかったと思います。田中麗奈の演技もすごくよかったですよ。

アキヒロ役のチェン・ボーリンも、しゃべるとちょっと・・・・てな部分はありましたが、視線とか、動きとか、演技そのものは○。
日本語カタコトのハーフ、という設定なのに、原作のアキヒロのセリフそのままのシーンなんかもあって、ものすごい違和感があったりするのが残念ではありましたが(日常会話もあんななのに、そんな言い回し知らんやろ!みたいな。)
アキヒロの設定の変更は、多分、心を閉じ気味な現代の青年ってのが、大衆には理解されがたい、説得力が薄いと踏まれたせいなんでしょうかね。
そこが、乙一作品のいいとこであり、共感を得られやすい部分でもあるのですが、一般的な大人層から見たら、「そらお前が暗いからダメなんじゃん!」ととらえられないこともないですし。
まーでも、今あるいじめ問題とか、そういう、コミュニケーション下手な人って増えていると思うので(私も含め)、チャレンジして欲しかった気もしますね。

でも、映画全体としては、人と人との心のつながりを、ありえない状況下で描いていくという最も大事な部分をちゃんと汲んで描かれていたので、とってもよかったと思いました。
原作に忠実な分だけ、原作の優秀さも改めて感じる事ができました(笑)。

2006/12/03 (Sun) コンビニたそがれ堂―街かどの魔法の時間/村山早紀
4591092143コンビニたそがれ堂―街かどの魔法の時間
村山 早紀
ポプラ社 2006-09

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村山早紀さんの最新作。
ここはコンビニたそがれ堂。ここを訪れる人は、無くした何かを取り戻していくのです。

コンビニという、現代の象徴が出てくるにも関わらず、登場人物やエピソードなんかは古き良き児童書の空気。
死にゆくネコのエピソードは「死」を扱っている上にあの、ラブラブぶり。
子ども達には強烈な印象を与えそうだなと思いました。

2006/12/03 (Sun) ミステリーゾーン進学塾/末吉暁子
4010695021ミステリーゾーン進学塾
末吉 暁子
旺文社 1989-07

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『ざわざわ森のがんこちゃん』で有名な末吉暁子さんの名作。すでに絶版です。

夏休みの2週間、モロイ塾の生徒たちは、合宿の地に訪れた。
勉強づけになると思われた2週間は、かけがえのない冒険の2週間になったのだが・・・。

所謂、現代版15少年漂流記。大人を交えて、建物ごと異次元の世界とつながってしまうという設定で、水道や電力供給、食料事情など、児童書ながら本格的な遭難ものとなっております。

初めて読んだ当時、小5くらいだったんですが、何にびびっと来たかというと、この作品、恋愛要素がほんのり入ってるとこなんですな。
太一君のラストのあの一言。あれにぐっと来たのにも関わらず、エピローグのあっさり感。(麗子とダイギシも含めて)
読んだ時も、えー続かないのーと軽く失望を覚えたのですが、今の年で読むとより強く感じます。それと同時に、そういうものなんだろうな、と納得もできます。
あの体験はあのときだけのもの、ということを彼等は知ってるんですね。彼等は大人になってしまったんですね。

2006/12/01 (Fri) 甘栗と金貨とエルム/太田忠司
4048737163甘栗と金貨とエルム
太田 忠司
角川書店 2006-09-26

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イラストのかわいさで読んでみた(こんなんばっかり)。

探偵を生業にしていた親父が死んだ。成り行き上、生前に受けていた依頼を継続して行う事になった主人公だったが・・・。

読み始めて、あーまたこれ流行りの無関心系一人称?食傷気味ーと思ったのですが、主人公が、藤森さん(年上の女性)と会える!と浮かれてたあたりで微笑ましい気分になって最後まで楽しく読めました。

方向性はちょっと違いますが、直哉と学園を拠点として、探偵業やらないかなあ(笑)。シリーズ化して欲しいです。

プロフィール

Author:高梨
読書。してないわけじゃないけれど・・・うーん。あさのさんの新刊をこつこつと読んでいこうと思っとります。

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2007年お気に入り本

闇の守り人 (偕成社ワンダーランド)

霧の灯台 − 黒ねこサンゴロウシリーズ〈5〉

ドルフィン・エクスプレス (わくわく読み物コレクション)

ぼくの心の闇の声

弟の戦争