![]() | 彩雲国物語 光降る碧の大地 雪乃 紗衣 角川書店 2006-01-31 by G-Tools |
影月編完結。
安心して読んでよいよーとだけ(バレバレ)。
内容が内容だけに、切なさ一杯の情感溢れる描写が続くのですが、どうにも腹一杯(歪んでてスミマセン・・・)。
こういう描写は、ここ一番というシーンだけの方が感動的な気がするのですが、どうなんでしょうかね。好みかなあ。
もうそろそろこのシリーズ買うの止めるかなあ・・・。
![]() | 今夜は眠れない 宮部 みゆき 講談社 2006-03 by G-Tools |
『ステップ・ファザー・ステップ』でジュブナイルとしての宮部作品にハマってしまったので、こちらも購入。
突然転がりこんできた5億円に、翻弄される一家の物語・・・。
宮部さんの作品って、ずがーんとありえないようなファンタジックなものをテーマに据えてくるんだけど、それを支える土台だとか、周囲を極めて現実的に手抜きなしに描写されるから、読み応えあるんだよなあ。子供だましじゃないと思わされます。そのありえない要素がぐっと真実味を帯びてくる。
ミステリ部分も驚いたけれど、飄々とした中学生コンビの活躍も見所。
また、その驚きの真実の裏にあるドラマは、味わい深く大人向け。ほろりときました。
子どもにも大人にもオススメ。
子どもの頃にはミステリ部分で楽しんで、大人になってから読み返すと裏側のドラマの深さに気づける喜びがありそうです。
![]() | さらわれた花嫁―テレパシー少女「蘭」事件ノート〈8〉 あさの あつこ 講談社 2006-03 by G-Tools |
蘭、翠、凛、留衣、いつものメンバーで、今回は南の島でバカンス?!
もうシリーズも8作目ですよ。早いなあ。
早いのはいいことだけれど、シリーズ重ねるごとに読み応えが減ってってる気が・・・。
物語の根幹が、翠一人の口で長々語られるのみ、ってのがおもしろくない。
これだけの語りがあるくらいなら、上下にするなりなんなりで、もっと起きる事件を増やすなり膨らませばいいのになあ。
あう、残念。
翠の一人称で再確認させてもらったのが、ルイという存在。
彼の正体が分かるとき、シリーズもクライマックスかな。
![]() | ああ無情 ビクトル ユゴー Victor Hugo 菊池 章一 集英社 1994-03 by G-Tools |
困ったときの、子供向け版(笑)。
舞台を見て、興味を持ったので原作を読んでみようと思ったのですが、かなりの超大作らしいということでとりあえずあらすじの追える児童書版を読んでみました。
舞台はジャンバルジャン視点でしたが、こちらは弁護士マリウスの視点。
私が唯一知っていた銀の飾台のお話が、舞台では最初の5分ほどで流れていったのにおったまげましたが、なんと児童書版ではカットされていました。
よく考えたら、結構きわどいセリフが出てくる物語だし、そもそも娼婦の存在はかなり大きいのに、カットせざる終えんから、児童書版って大変やね・・・。(銀の飾台がカットされたのは、マリウス視点だったからでしょうけど)
コゼットとの結婚を許されたマリウスは、謎多き義理父に興味を抱くのだが・・・。
舞台でも強く感じたのは、ジャンバルジャンの贖罪の人生。
無情だよ人生は。でも無情な人生をどうするのかもまたその人自身によるのだよ。ジャンバルジャンはマリウスやコゼットによって許された。それだけで、彼の人生には意味のあるものだったと思う。
![]() | 鋼の錬金術師(13) 初回限定特装版 荒川 弘 スクウェア・エニックス 2006-03 by G-Tools |
とりあえず、初回限定版買とっけーとばかりに買ったのですが(変な日本語)、値段を見た友人の「つまり漫画とキャラグッズを一緒に買わされたってことやね」にダマされたような気分になった高梨です。
でも、トランプはプラスチック製のいいやつです。ケースはガンガンの付録ってあたりが商魂逞しいね。
ついに物語もクライマックス。
真理とは何者か?ということが徐々に明らかになってまいりました。
・・・・前々巻くらいから読み直さおさなきゃいかんね・・・私の足りない頭では。
この世界の基本。肉体と魂は精神でつながっているという、ファンタジーをきちんとこの世界のリアルで語りきろうとしているところがすごい。正面から描ききろうとしているだけでもうすごいと思ってしまう。
だって、自身が作られた世界を語りきれてない作者さんって本当に多いもん。
間違いなく、荒川センセはしようとするじゃなくて、しちゃうお人だと確信しておりますが。
まだまだハガレンからは目が離せません。
![]() | RULE of ROSE ソニー・コンピュータエンタテインメント 2006-01-19 by G-Tools |
ある夜、ジェニファーはバスの中で少年に絵本を手渡される。
少年を追いかけて降りたその場所は、孤児院前。
なぜかその場所に懐かしさを覚えるジェニファーだったが・・・。
ゴシックホラーアクションゲーと言えばいいのかしら。
謎の飛行船で行われる、子どもたちの貴族ゲーム。
子どもたちの残酷さに、ほんの少しだけ、懐かしさを覚えるやもしれません。
謎が謎を呼び、衝撃なラストで締めくくられる物語。
アクションゲーとしては、物足りないかもしれませんが(そもそもアクションに向いていないシナリオ)、物語を追いたいが故に頑張れるのではないかと思います。
もはや、ゲームも映画の世界ですね。
![]() | 七つの黒い夢 乙一 恩田 陸 北村 薫 新潮社 2006-02 by G-Tools |
7人の作家によるホラー短編集。
乙一さん目当てに購入したんですが、乙一さんを含め、黒い夢というタイトルに合わないような作品が多かったですね。
目当てだった乙一さんの作品ですが、雑誌掲載時とラストが少々異なるような・・・?もうちょっとしっくりくる終わり方だったような。
もちろんこちらもステキですけれども。
![]() | ハードル〈2〉 吉富 多美 青木 和雄 金の星社 2004-12 by G-Tools |
『ハードル』続編。
麗音が退院してからのお話。
何にも変ってない理解の無いできの悪い母親像が、リアルと言うべきか、あまりにいい子の麗音とギャップがありまくりというか・・・。
しぃちゃん登場で、更に話が膨らみはじめました。
続編も出るでしょうね。
自分を守る術として、「声を出すこと、叫ぶ事」というのが印象に残りました。確かにそれが一番大事かもしれない。
けれど、信頼を置ける人っていうのを見つけるのも意外に難しいものだよ。
![]() | バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad 成田 良悟 メディアワークス 2003-08 by G-Tools |
バッカーノ!2作目。
大陸横断特急に乗り合わせたのは、殺人快楽者集団とテロリストと強盗団。
様々な思惑を載せて、列車は走る・・・。
交錯する思索と行動。
終盤で収束していく快感が得られると思ったら全然で、アホの子なワタクシには理解できず・・・説明ください。
次巻で分かるといいなあ。
![]() | 飛ぶ教室 エーリッヒ ケストナー 飯豊 道男 ポプラ社 1986-12 by G-Tools |
小学生の頃から読もう読もうと手にとりつつも、前書きで脱落し続けた私、ようやくポプラ文庫版で読みきることができました!
これ、多分絶版なんだよなあ・・・読みやすいし、イラストもかわいいからとってもいいのに。
ギムナジウムに住まう、少年5人の冬。
他校との喧嘩あり、クリスマス劇ありの友情満載のお話です。
なんというても、マチアスとウーリの友情がかわいいなあと、ほんわかして読んでいました。
本来なら、ジャイアンとノビタ(ウーリはノビタとスネオ足してニで割った感じですが)みたいな関係になりそうな二人ですが、マチアスがウーリのことが本当に好きなんだなあということが伝わってきてかわいいわ・・・。
禁煙さんと先生の友情も・・・あんたら結婚しても一緒にいたって・・・。
前書きがとにかく読みにくいので挫折しそうになりますが、はっきり言ってすっとばしてしまってもかまわないと思います。
少年5人の名前さえ覚えてしまえば、一気に読めてしまうと思います。
映画が見たいなあ。
![]() | 金色のコルダ 5 (5) 呉 由姫 白泉社 2006-01-05 by G-Tools |
友人様より、一気借り〜。
コーエーの女性向恋愛シュミレーションゲーム「金色のコルダ」の漫画化。
すっごい、おもしろかったです。
逆ハ漫画と相性いいのかも(笑)。遥かも、ホスト部も大好きだし。
いや、でもなにより漫画家さんの力量なんでしょうけれども。
ただ、こういうお話って終着点をどうされるかで、今後の展開が泥沼になりそうな気もするから恐ろしいよねぇ。
ゲームのファンの方もどのキャラが贔屓かで厳しくもなるだろうし。
絵も美しいし、お話も少女漫画テイストぎゅっ!と入ってて、不覚にもトキメいてしまいましたわー。
火原のキス未遂事故?と某キャラの「お前うざいよ」はかなり来ましたね!
あんなかわいくて性格のいい子、逆に今まで付き合ったことないってのが不自然な設定だけれど、それは目をつぶろう。
トランペットとピアノはもうオチたも同然なので、チェロとフルート(特に!)がどうオチるのかが楽しみだなあ。
ライバル→好意に変化していくのが、コルダ独特の流れなので、その辺が見たいですね。これ担当は月森かな?
![]() | 夏目友人帳 1 (1) 緑川 ゆき 白泉社 2005-10-05 by G-Tools |
人ならざるもの、妖かしが見える少年夏目は、祖母レイコが残した友人帳(妖かしの名前を記し、行動を縛るもの)によって縛られた妖怪たちに名前を返すことになったのだが・・・。
ある意味で少女漫画らしく、ある意味で少女漫画らしくない、情感たっぷりのセリフ、コマの魅せ方が胸を打つ漫画です。
レイコが妖怪たちを縛った意味。夏目が開放する過程と、理由。
どれもこれもが、心と心の交流で、この世界には優しい空気が流れています。
もちろん、異質な能力を持つ、夏目に対する環境は決して恵まれているとは言えませんが、そのリアリティ故に、夏目の行動や心が生きてくると思うのですよ。けれども、彼は想っている、みたいな。
きっとにゃんこ先生は情が移っちゃってるよ、すでに(笑)。
![]() | 拝み屋横丁顛末記 6 (6) 宮本 福助 一迅社 2006-02-25 by G-Tools |
幽霊ものが好きな友人に借りてる、シリーズ6巻目。
相も変わらず、横丁の皆(幽霊含む)は元気です。
最後の、正太郎君赤飯祝いの話が一番ほんわかしたなあ。カバーに隠れている、表紙と裏表紙のおまえ漫画と合わせて読むのがオススメです。
あの鈍感正太郎がついにねぇ・・・。
![]() | 私の優しくない先輩 日日日 碧天舎 2005-01 by G-Tools |
日日日(あきら)さんの作品は一回読んでみたいと思っていたので、図書館で見つけて速攻借りてきました。
耶麻子は愛治くんに片思い中の、女子高生。ある日、愛治くんに宛てたラブレターを嫌いな先輩に見られてしまい・・・?
うーむ、最近の若手作家さんらしい、元気ある一人称。西尾維新さんとか、つい最近読んだ白岩さんとか。てか、ノブタ直後に読んだため、連続一人称に、ちょっと頭が痛くなり(苦笑)。あれほどは濃くないので、読みやすかったですけれども。
ストーリーラインとか、主人公の感情の動きとかは、そう起伏が大きいわけでもなく、おお、青春小説だねーって感じ。
ちょっと普通の青春小説と違うのは、主人公がえらく病弱ってことか。でも、一人称がえらく元気なので、すごい違和感。
感動!とか共感!ってほど強い感情は湧かずに、まあ、分かるかなあという薄い印象かなあ。でも、この薄さが逆に、読みあたりを軽くしていて、いいかもしれない(西尾さんとか濃すぎる)。
![]() | 雨川 恵 角川書店 2005-09-30 by G-Tools |
出自を明かされ、裏切りを示唆されるアレクシードだったが・・・。
この巻で確信。義兄はS、アレクはM。アホですみません。
いや、1巻から分かってた人は分かってたでしょうけれどもね・・・。
アレクの立場や心を思うとあまりにやるせなく、切なく、本当に読むのがつらい巻でしたが、彼は思った以上に逞しかったです(笑)。
なんていうのかな、義兄と、アレクって決して信頼しあってるーなんて甘ったるい絆があるわけでは無いんですよね。
ただ、それぞれが、自分はこうであるっていう強い思いを持っているから、こそ揺ぎ無い。相手が信じてくれているから裏切れないとかそういった駆け引き的なことが何にもない。相手が裏切っても、自分は裏切らない。
(十二国記を思い出すなこういうの)
いやいや、参っちゃったねお姉さん(笑)。
次巻はユティとラブラブ新婚(?)生活かしらね。楽しみ。
![]() | 野ブタ。をプロデュース 白岩 玄 河出書房新社 2004-11-20 by G-Tools |
ドラマでお馴染み。
桐谷修二は、転校してきたイジメられっ子小谷信太を人気者へとプロデュースすることに・・・。
率直に言って、おもしろくなかったです。ドラマの方がずっと山アリ谷アリでおもしろい。
まず、修二の一人称がウザコイ。わざとなのか、修二のキャラのせいなのか、とにかく、自分解説、一人ナレーションがしつこくて、読むのをあきらめそうに。最近の10代の作家さんってこの傾向が強いけど、ダントツ。
青臭い修二君を描くためにしてもなあ・・・自分を客観視してますよーっていうイマドキの若者像強調のため?とも思いますが・・・・。
ただ、ラストも、なんつーつまらん終り方だとは思ったけれど、修二君という人間が、逆に学校という巨大な共同体の中に、囚われてしまったんじゃないか、彼は大人にもなれず無限ループの中に飛び込んでしまったんじゃないかと思わせられてしまったので、そういった話であるなら、お話全体の、山や谷のなさも納得できるなあと思いました。
そもそも、修二くんの成長話じゃないわけだから。
ドラマとは根本的にテーマが違うんでしょうね。
逆にこの作品を爽やかな友情や成長物語にアレンジしてしまったドラマ制作側にあっぱれ。
![]() | HUNTER×HUNTER NO.23 (23) 冨樫 義博 集英社 2006-03-03 by G-Tools |
やっと出ました、23巻。そして、表紙もついに手抜きに・・・(苦笑)。
はい、でも待ってかいあって非常におもしろかったです。
23巻を一言で言うなら、タコ!につきますね(笑)。
殺伐もいいとこな世界観の中でこういうエピソードが出てくるとちょっとほんわかします。
キルアの最後と思われた言葉が、ゴンへの詫びってのがらしいと思うととに切ない・・・。

























